コピー待つ間のコンビニで2014/10/26 06:51

 コピーを取りに、よく近くのコンビニへ行く。 たまに沢山コピーを取って いる人がいて、待つことがある。 先日も、古い資料をコピーしている人がい て、待たされた。 「慶應」や「ヨット」という字が見えたので、交代で挨拶 した時に聞くと、慶應の先輩だった。 父親も自分もヨット部で、昭和6年だ かに行われた日本最初のヨットレースの資料をコピーしたのだという。

 ヨットレースって、昭和になってから始まったのか、明治にはなかったのか な、と思った。 家に帰って、『慶應義塾史事典』の「ヨット部」を見たら、こ うあった。 「神奈川県葉山に合宿所があった慶應義塾水泳部では、明治末年 にラーク型ヨットを建造して以来、ヨットの帆走が盛んに行われていた。こう した歴史を背景に、昭和7(1932)年に広瀬秀俊、平松栄一ら14名の学生に よって水泳部内に慶應ヨット倶楽部が結成された。これがヨット部の発祥であ る。同年から翌年にかけて、わが国初の国際規格のレース艇など8隻を次々に 進水させ、横浜本牧を拠点に活動を展開した。/11年に水泳部から独立して慶 應ヨット倶楽部となり、13年にはヨット部として体育会に加入した。8年のヨ ット初の全国学生対抗競技をはじめとして、全日本学生選手権大会では10年、 13年、15年、(中略)団体優勝を飾」った、と。

 コピー機が空くのを待つ間、すぐ隣にある本の棚から、地図の本を一冊取っ て、立ち読みしていた。 これが、すこぶる面白い。 JTBのMOOK『詳細地 図 で歩きたい町 東京』というJTBパブリッシング2013年11月1日発行の 本だ。 すぐに行くことになっていた、早稲田、神楽坂のページを見てみると、 昼飯を食べる予定の店も、ちゃんと出ているではないか。 コピーを取った後、 さっそく買ってきたのだった。