『巴爾頓傳奇―百年前的台日公衛先驅』2022/08/05 06:59

 稲場紀久雄さん(大阪経済大学名誉教授)、日出子さんご夫妻から、台湾の本「跨海來台的蘇格蘭人」『巴爾頓傳奇―百年前的台日公衛先驅』をご恵贈いただいた。 「等々力短信」第1089号『バルトン先生、明治の日本を駆ける!』(2016(平成28)年11月25日)で紹介させていただいた稲場紀久雄さんのご著書『バルトン先生、明治の日本を駆ける!』(平凡社)の中国語譯である。 譯者は、鄧淑瑩、鄧淑品姉妹。 中日代表處の謝長廷代表の多大なご尽力があり、台北の出版社、萬巻樓圖書股份有限公司から発行されている。

 日出子さんのお手紙によると、W・K・バルトン先生の曾孫、鳥海幸子さんもこの出版を大層喜ばれたのはよかったけれど、「バルトンのトンは、やはり頓馬の頓なのですね」と言われるので、大慌て! 「ええっと、頓智、頓服、整頓、頓句…」などと、マジメそうな言葉を並べてみたが、何となく微妙な笑いが…。 紀久雄先生が、「ほかに漢字はないのかな。遁走の遁は、とんズラのようでいかんなあ」と言ったので、話はややこしくなるばかり。 鳥海幸子さんが「この「頓」で大変結構ですよ。ありがたいです。」とおっしゃって、クスクスと「漢字は面白いですねえ。」と、楽しく一件落着したそうだ。