春浅い芭蕉ゆかりの深川を吟行2007/02/19 08:05

 17日は、枇杷の会で深川吟行。 本井先生を含め、7名の参加。 人数の少 ないのがもったいない。 次回からは「砂被り」参加と称する見学(句は出し ても出さなくてもよい、雰囲気を味わう)も可とすることで、参加者を増やそ うという話になる。 夜は雨になるという予報の、寒い日であったが、清澄庭 園では日も当っていて、歩いている間は雨にならなかったのは、有難かった。  庭園の池には、都鳥を始め、独特の目をした金黒羽白(きんくろはじろ)とい うカモの仲間など、水鳥が群れ遊んで、賑やかだ。

 清澄庭園に近い小名木川の高橋(たかばし)から万年橋を経て、隅田川に出 るあたりは、芭蕉庵のあった松尾芭蕉の記念の地である。 庵は芭蕉没後、武 家屋敷内に取り込まれ、幕末から明治にかけて消失していたのが、大正6(1917) 年の大津波の時、「芭蕉遺愛の石の蛙」(伝)が出土し、東京府が「芭蕉翁古池 の跡」と指定したという芭蕉稲荷神社に寄る。 「古池や」の句碑は、ここか ら移したという清澄庭園奥の広場の巨大なもののほかにも、この行程で二つ見 かけた。 小名木川が隅田川に出る右角の清洲橋がきれいに見える所には、芭 蕉庵史跡展望庭園があり、芭蕉像が隅田川を見ている。 小さな水溜りのよう な池に、「蝌蚪(かと)の紐」という季題を見つける。 寒天質ひも状の蛙の卵、 もうすぐ蝌蚪=おたまじゃくしになりそうな黒点が連なっている。 穴には親 蛙が、蝌蚪の紐を見守っていた。 近くの芭蕉記念館を見学。 隅田川側から 入ると、句会が開かれていた。 こちらは近所の割烹「みやこ」で句会、「深川 めし」で新年会をした。 前に深川江戸資料館前で食べた「深川めし」より数 段美味しかった。 いつもながら、幹事の湯浅善兵衛さんの段取りとお骨折り に感謝する。