「雛菊」と「薄氷(うすらひ)」の句会2007/02/13 08:21

 8日は夏潮会の句会、兼題は「雛菊」と「薄氷(うすらひ)」だった。 「薄 氷」の解説を割り当てられていたので、一週間ほど前から図書館で大きな歳時 記などで勉強した。 レポーターの方に気が行っていて、どうも作句に力が入 らなかった。 それでも勉強のおかげか「薄氷」は五句、「雛菊」の二句と合わ せ出句した。 「雛菊」は句の感じから、デージーにした。

デージーや話の泉尋ね人

デージーとパンジーだけの小さき庭

薄氷を一度も見ずに花来るか

薄氷を手水の杓でついと押す

薄氷の内を稲妻走りけり

赤き実を一つのせゆく薄氷

薄氷を透かす世界は歪みをり

 「薄氷を手水の杓でついと押す」を、けん詞、ひろし、裕子、早苗の皆さん に、英先生。 「デージーとパンジー」を良さんと先生。 「話の泉尋ね人」 と、「薄氷を透かす世界は歪みをり」を「薄氷を透かす世界の歪みをり」と添削 して英主宰に選んで頂いた。 まあまあの成績と言えようか。 レポートのせ いで肩の力が抜けていたのが、よかったのかもしれない。 これまであえて(苦 笑)断らなかったが、実は英主宰の選句数だけは参加者の楽しみと勉強のため (選評を聞ける)に多くなっている。 主宰の選評「手水の杓」の句、「薄氷は 周りから解け、納得させる」。 私は神社の手水場のつもりだったが、それは伝 わらなかったようだ。 「話の泉尋ね人」、「ある年齢の人ならわかる時代、戦 争で負かされた、西洋、よき時代のアメリカ、バタくさくて洒落ている、華麗 なるギャツビーは確かデージー」。 「デージーとパンジー」は、どちらも丈が 低い、いろいろな草花のある煩さを配慮した小さな庭が思い浮かぶ」。 どれも、 ありがたいお言葉。