「エルニーニョ」は男の子、幼な子イエス2015/10/13 06:27

 9日、気象庁は「エルニーニョ監視速報」を発表し、9月時点で「エルニー ニョ現象」が続いており、さらに春にかけて続く可能性が高いとした。 9月 の太平洋赤道域の海面水温は、日付変更線付近から南米沿岸にかけて、平年よ り高かったという。 「エルニーニョ現象」が発生すると、日本では冷夏、暖 冬になりやすいといわれている。 世界的にも異常気象をもたらす。

 以前、落語研究会に一緒に行っている仲間と、天ぷら屋での雑談で、「エルニ ーニョ現象」の話題になり、「エルニーニョ」と「ラ・ニーニャ」を調べたこと があった。

 エル・ニーニョ el Nino(スペイン語・noのnの上に~) (男の子、幼な子イエスの意、もとはペルー沖の海面水温が高くなる現象が、 クリスマス頃に多く起こることからいった語) 数年に一度(ほぼ7年周期)、 ペルー沖から中部太平洋赤道域にかけて、海面水温が平年に比べて1~2(2~3) 度高くなる現象。 原因は貿易風の影響で、暖流である赤道反流が南下するた め。 半年から一年続く。 ペルー沿岸には豪雨、洪水などをもたらす。 カ タクチイワシなど冷水動物群は死滅し、漁獲高が減り、イワシなどを餌にして いた鳥類も死ぬ。 世界各地に高温・低温・多雨・旱魃(かんばつ)などをも たらす。

 逆に海面水温が異常に低下する現象を、ラ・ニーニャ(女の子、エル・ニー ニョの女性形)と呼ぶ。 日本は猛暑になりやすい。