ほぼ4年ぶりに映画館で映画を観る ― 2023/09/17 07:52
ほぼ4年ぶりに映画館で映画を観た。 109シネマズ二子玉川、山田洋次監督の吉永小百合・小泉洋主演『こんにちは、母さん』。 手帳を繰ったら、映画館で最後に観たのは2019年12月27日、これも山田洋次監督の『男はつらいよ50 お帰り寅さん』だった。 その前が10月24日で、これも吉永小百合・天海祐希主演の『最高の人生の見つけ方』(犬童一心監督)だった。
『こんにちは、母さん』、丸の内の高層ビルにある大会社の人事部長、神崎昭夫(大泉洋)は社員のリストラ問題で日々神経をすり減らしている。 セキュリティの厳しい自宅マンションでは、妻との離婚問題、大学生になった娘・舞(永野芽郁)との関係に頭をなやましている。 どのことでも、死ぬほど苦しんでいるのだ。 帰宅した夜晩く、出前のアルバイト学生が配達して来たスーラータンメン(酸辣湯麺)を、一人啜っている。
大学時代の親友で同期入社の木部(宮藤官九郎)が、リストラの候補に挙がっているのだけれど、もちろん職務上伝えることはできない。 木部は、昭夫の部下の女性(加藤ローサ)まで誘って、探りを入れたと聞く。 その木部が、大学の同窓会を隅田川の屋形船でやらないかと提案し、向島に実家のある昭夫に、若い頃ミス隅田川と言われた、あのきれいなお母さんは元気か、という。 久しぶりに、「御召足袋かんざき」の看板と暖簾をくぐると、母・福江(吉永小百合)は何か様子が違って、イキイキと生活を楽しんでいた。
話を始めようとすると、ホームレスなどを支援する地域のボランティア仲間、夫が外人の琴子・アンデション(YOU)と煎餅屋の奥さん番場百惠(枝元萌)が打ち合わせにやって来る。 やむなく、スカイツリーが間近かに見える路地から、隅田川に出た昭夫は、芸者を乗せた屋形船の宴会が盛り上がっているのを、ぼんやりと眺める。
別居している妻からの電話で、娘の舞が3日も帰らない、おばあちゃんの家に言っているのでは、と。 昭夫が母の家に行くと、舞はママと喧嘩した、私にきちんと勉強してパパみたいな大会社に入るか、大会社に勤めている男を捕まえて結婚するか、と言うんで…、私には私の理想と未来がある、「この家は鍵もろくにかけないんだから、いろんな人が勝手に入って来て、私、ここにいる方が落ち着くの」と。 そして、「おばあちゃんには、好きな人がいる。 ただの好きじゃない、愛してるのよ、凄いでしょ。」 昭夫が驚き、「馬鹿な、やめてくれよ」と言うと、舞は、誰にだって結婚する権利がある、と。
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