「パテ屋」林のり子さんの講演2011/10/20 05:26

 16日の日曜日、午前中日吉の連合三田会大会に顔を出したあと、ご近所の宮 本三郎記念美術館で、林のり子さんの講演「私の『パテ屋』事始め~料理も建 築である?~」を聴いた。 50人ほどの内、男は(主催者側の人を除き)たった 4、5人だった。 『パテ屋』さんのことは、2006年9月17日の日記「ご近所 の「パテ屋」さん」に書いた。 私はここのレバーパテが、家内はクリームチ ーズペーストが好きで、時々買いに行く。 ほうれん草入りの牡蠣ペースト、 茄子ペーストの地中海風、 ニシンの酢漬け、ベーコン、砂肝カレー風味も、美 味しい。 講演後もらった資料“Q&A”の、林のり子さんの答に「開業以来 38年、(お客は)開店当時は外国生活経験者やオシャレな30代後半以上の感じ の方々でしたが、今は、若いカップルからお年の男性まで、幅広い」「1人で来 られる男性も多い。興味深いのは男性客は、初めての方でも、ニシンの酢漬け を買う方が多いこと」とあった。 私も、1人で行き、ニシンの酢漬けも買う 「お年の男性」の1人である。

 玉川田園調布の木々に囲まれたアプローチを入り、店先で注文していると、 その声が大きかったのか、奥から林さんが出ていらして、「歌でもやっていらっ しゃるのですか、お声が…」と、訊かれたことがある。 「いえ、いえ」と、 音痴は答えた。

 講演後、実際の質疑応答の時間もあった。 あとで、しまった、訊けばよか った、と思ったことがあった。 根が引っ込み思案の上、すっかり忘れていた。  「パテ屋」さんへ行くと、手伝っているお嬢さん方が、みんないいのだ。 お 嫁さんにしたいような…。 今時、こういう娘さんがいるのか、絶滅危惧種? と 思うほどだ。 林さんは、どういうルートで、そういう方々を探して来るのか。  それを聞いてみたかった。

 肝心の講演の内容は、また明日。