大塚宣夫さん20日(木)テレビ東京『カンブリア宮殿』に登場 ― 2013/06/16 06:46
6月20日(木)テレビ東京『カンブリア宮殿』という番組(午後10時30 分から11時24分まで)で、「親を安心して預けられる病院づくり!」という 放送がある。 4月25日の「等々力短信」第1046号に書いた大塚宣夫さんの 青梅慶友病院、よみうりランド慶友病院の話である。 ぜひ、ご覧下さい。
大塚さんは、昭和41(1966)年3月に慶應義塾大学医学部を卒業後、同大 学精神神経科学教室を経て、井之頭病院に勤務したが、昭和46(1971)年9 月からフランス政府給費留学生として2年間渡仏した。 帰国後、高校時代の 友人から、祖母が今言う認知症で大変な状態になっていて、家族が困っている という相談を受ける。
勤務する精神病院ではまずいかと思い、すぐ東京西郊の老人病院を見に行っ て、シヨックを受けた。 建物の中に入ると、二十畳近くの畳み敷きの部屋が 連なり、布団がいっぱいに敷き詰められた各病室には、12~13人のお年寄りが、 ただ転がされており、起きて歩いている人など、ただ1人もいないといった状 況だった。 その病棟だけでも80~90人の入院者がいたと思われるのに、職 員といえばナースステーションに5~6人がかたまって雑談しているだけで、 誰一人として病室にはいなかった。 雑然とした空間、うなる声しか聞こえな い奇妙なほどの静けさ、そして最も印象的だったのは病棟全体にたちこめる不 快な臭いだった。
当時、大塚さんにも、奥さんにも、60代から70代にかかったご両親がいた。 昭和49(1974)年秋、大塚さんは一大決心をする。 「小さくてもいいから、 自分の親だけでも入れられるような診療所をつくる。そのためにまず一千万円 貯める」と。 その決心が、今日の青梅慶友病院の始まりとなる。
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