代官山の蔦屋書店を見学2012/08/27 00:29

 遅ればせながら、評判の代官山の蔦屋書店を覗いて来た。 木を多用した、 ぜいたくで、ゆったりとした造りになっている。 主なターゲットが20~40 代(とりわけ女性)といったところなのだろうか、本屋としては、私などには 丸善や紀伊國屋のほうが見やすい、選びやすいという感じがした。 三棟の各 1階、本屋部分の主なコーナー分類が、代官山駅寄りから(3)「料理」「文具」 「旅行」、(2)「美術・写真・ファッション」「車・バイク」「デザイン・建築」、 (1)「文学」「人文」「絵本・児童文学」、三棟を貫く通路部分が「マガジン(雑 誌)ストリート」という構成だ。 2階は、(3)が「音楽」フロア、(2)が「Anjin」 というアートや懐かしい雑誌のバックナンバーや書籍を揃えたラウンジ、(1) が「映画」フロアになっている。

 1階(3)の奥にスターバックス、(2)にもカフェ席があり、それに2階の 「Anjin」のそれぞれで、1階蔦屋書店の書籍を持って行って、ゆっくり読み、 選ぶことができる。 太っ腹なシステムである。 折からの夏休み、ゆったり と過ごしている若い人たちを見たが、私のように貧乏性で、遠慮深く、気の弱 い年寄は、大胆に利用できそうにない気がした。

 「Anjin」の名は、江戸初期に来日した英人ウィリアム・アダムス、三浦按 針から取ったという。 磁石の針によって船の航路を定める水先案内の意味だ ろう。 どんな会社がやっているのかと思ったら、1983(昭和58)年創業の カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、増田宗昭代表取締役社長兼CEO、 資本金等319億円余、今年3月期の連結売上高1,726億円、従業員2,173名だ そうだ。