「セーカイセーカイダイセーカイ」 ― 2006/08/26 07:39
去年の5月25日の「等々力短信」「万歩計で徒歩旅行」に毎朝の散歩の話を して、「「千日回峰行」のようだと思うこともあるが、苦痛ではない。 気持が よくて、楽しい」と書いた。 辰濃和男さんの『歩き遍路』を読みながら、た えず連想するのは、この散歩での経験だった。 世田谷の町中にも自然がある。 先日も木槿(むくげ)や芙蓉がたくさん咲く朝のあることに気がついた。 その 日の天候によるというよりも、前の日の天候や、その前数日間の気温や湿度の 加減によるものなのだろうか。
「独立自尊是修身」「戯去戯来」や「色即是空、空即是色」「ギャーテーギャ ーテー」を唱えながら歩くと、テンポがいいことも別に書いた。 辰濃さんの 本には、般若心経や「南無大師遍照金剛」はもちろんだが「ナムダイシ、ヘン ジョウコンゴウ、ヨッコラショ、ジイチャンゲンキデ、ドッコイショ、バアチ ャンゲンキカ、ヨッコラショ」というのや「セーカイセーカイダイセーカイ」 というのが出てくる。 大自然の中を歩くと、人は知らず知らずのうちに明る さというか、楽観的な気分を身につけてゆく、というのである。 この「セー カイセーカイダイセーカイ」はいい、さっそく使わせてもらおう。
先だって、いつもよりちょっと遅く散歩していたら、家の前を掃除している おばさんに「おたくは感心によく散歩なさいますね」と、ほめられた。 いつ も挨拶したり、見かけたりする人ではない。 毎日よたよた歩いているおっさ んを、どこかで見ているのだな、と思った。 2004年の5月からの万歩計の累 計が、先月末で3,035キロになっていた。 「四国霊場八十八ヶ所」は全長1,502 キロだそうだから、2年と3か月かけてようやく2周した勘定になる。
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