いつもの食パンが消えた ― 2011/03/16 06:50
14日(月)、家内が出かけたので、近所のスーパーで、いつもの食パンが安 いから買っておくようにと、くれぐれも頼まれていた。 輪番停電で交通機関 の混乱が予想されたので、急遽、17日(木)と18日(金)の夜に予定してい た会合の中止・延期の手配を始めた。 その件のメールのやり取りと、パソコ ンの不具合を調整している内に、スーパー開店の時間が過ぎていた。 10時に 出かけるつもりでいたのに、すっかり忘れていたのだ。 悪い予感がしたが、 昼飯を食べてから、エコ・バッグを提げてスーパーに出かけると、見るからに 行き先がわかったのだろう、向うから来た人が「○○○○○は閉まっています よ」と、教えてくれた。 輪番停電(13時50分~17時30分の予定)のため に、12時で店を閉めたのだという。 昼寝をしてから、スーパーに電話で聞く と、何時に開店できるかどうかは、輪番停電の終了時間を過ぎても、従業員の 人繰りの関係があって、わからないという。
家内が帰って来て、当然、それだから頼んでおいたのにと、苦情を言う。 そ してスーパーは6時から開く、というのも見てきていた。 責任上、6時少し前にスーパーに行って、驚いた。 パンの棚には、いつも の食パンどころか、何もない。 ペットボトルの飲料水、カップ麺、豆腐、牛 乳、納豆、卵なども、「買いだめ」によって、棚が空になっていた。 人間心理 は、恐ろしいものである。 東京で「買いだめ」の必要など、まったくないの に…。 オイル・ショックの時の、トイレットペーパーや砂糖の騒ぎを思い出 した。
15日(火)、家内の行ったスーパーはどこも同じような状況だったらしい。 スーパーの隣のDというパン屋では、「なぜ食パンがないんだ」と、おじさん が怒っていたという。 私は、反対方向の「ビゴの店」というフランスパン屋 に行き、パンドミとバタールを手に入れた。 思ったより空いていた。 家内 が、「みんな、あそこまでは気がつかないのね」と言うから、私は最初いつもの 食パンが安いから買いに行ったのも忘れて、「ビンボーニンは来ないんだ」と、 うそぶいたのであった。
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