林家たけ平と、そのマクラ2013/06/03 06:37

 31日は、第539回の落語研究会だった。 演目を見ると、聴いたことのない 噺がいくつかあったので、楽しみだった。

 「大師の杵」   林家 たけ平

 「めがね泥」   春風亭 一之輔

 「宿屋の仇討」  柳家 さん喬

        仲入

 「首ったけ」   桃月庵 白酒

 「五貫裁き」   三遊亭 歌武蔵

 たけ平、足立区出身・在住で東海大学文学部広報学科卒、こぶ平に弟子入り したのは2001年、2005年に二ッ目になった。 35歳なのに、昨年10月『よ みがえる歌声 昭和歌謡黄金時代』(ワイズ出版)という本を出したという。   実家は履物商で、祖父が店で歌謡曲を聴いていたのが染みついたらしい。 昭 和35年までにデビューした歌手やスタッフ・家族にインタビューしており、 市川たい子さんに聞いた「父・藤山一郎の思い出」もあるそうだ。 私はたい 子さんと文化地理研究会で一緒だった。

 たけ平、袴を穿いて羽織なし。 学校寄席、お子さんはハッキリしている。  落語研究会もそうかもしれないけれど。 毎年行っている学校で、1年生だっ た子が5年生になった。 女の子が言った「たけ平さん、去年より上手くなっ た」。 一般の方のやる落語が上手い。 審査員をやった(何で笑うんです)。  演目がすごい。 最初の人が「芝浜」、いろいろアレンジしていて、なかなか先 に進まない。 早く財布拾えよ、と思った。 コメントは全部「熱演でした」 で通していた。 後ろの方に「林家たけ平実演」とある。 前の人が無茶苦茶 上手くて、ドッカンドッカン受けていた。 それで冷や汗をかいて、演った。  楽屋に戻ったら、前の上手い人が言った、「熱演でしたね」。

 足立区のおばさんは元気だ。 秘訣が三つあるという。 第一は、物忘れす ること。 あと二つは? えーーッと、ねえ。 おばさんの一人が、4号線の 蒲団屋の隣の高級マンションに引越した。 場所を訊くと、306号室、入り口 でボタンを肘で押す。 エレベーター、3階を肘で押す。 インターフォンも、 肘で押す。 何で肘でと訊くと、あんたずうずうしいのね、手ぶらで来る気?

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