慶應好き、親戚でホッケーチームが組める一家 ― 2019/04/16 07:24
4月11日に「『中村勘三郎楽屋ばなし』の慶應義塾」を出し、歌舞伎座近く の二葉寿司の親父さんが慶應好きで、自分の子供に、上から慶一郎、應次郎、 義三郎という名をつけ、塾は犬にジュクとつけたという話を書いた。 すると、 さっそく同期の濱田洪一さん(工学部卒)がコメントをつけてくれた。
「杉村3兄弟の長兄慶一郎さんは、我々105年三田会の同期でした。NHKの 「私の秘密」に3兄弟と犬のジュクで出ました。回答者の塾員藤浦洸さんは、 「私は知ってますから」と回答を棄権されました。」
杉村慶一郎さんが、慶應に学び、しかも同期だなどとは、想像もしていなか った。 その「私の秘密」は、見たような記憶はあったが…。
濱田洪一さんに、お礼のメールをすると、いろいろなことが分かった。 杉 村慶一郎さんは、われわれが4年生の年の体育会ホッケー部の主将だった。 さ らに彼の伯父さん、お父さん、叔父さんが、杉村宇三郎(昭和9年卒)、勘三 郎(昭和11年卒)、栄三郎(昭和17年卒)という方々で、皆、濱田洪一さん の父上・濱田駿吉さん(昭和8年卒・その活躍は明日書く)のホッケー仲間だ った、というのだ。 駿吉さんは先輩なので、上の二人を「ウサコウ」、「カン ザブロウ」と呼んでいたそうだ。
私はブログに、関容子さんの『中村勘三郎楽屋ばなし』から「木綿問屋の息 子で父親が芝居好きの杉浦勘三郎」と書いたが、本には、その三兄弟が宇三郎、 勘三郎、栄三郎とあった。 濱田洪一さんにお尋ねして、さらに次のことが判 明した。 杉浦は、杉村の間違いだった。 杉村勘三郎さん(昭和11年卒) が、自分の子供に、上から慶一郎、應次郎(正しくは應二郎だった)、義三郎と いう名をつけ、犬にジュクとつけた。
「勘三郎・慶一郎に続く三代目」という、慶一郎さんの息子の慶明さん(平 成8年卒)が、2006年発行の『慶應義塾体育会ホッケー部100年史』に書い た「我が家のチーム パート3」を、濱田洪一さんが送ってくれた。 パート1 は、60年史に杉村宇三郎さん(昭和9年卒)が、パート2は、90年史に従兄 弟の横江淳さん(昭和62年卒)が書いたという。 濱田洪一さんのご両親が 横江昭(昭和26年卒)禎子(杉村宇三郎さんの娘)夫妻の仲人をしたそうで、 ご夫妻は歌舞伎好きとのこと、横江淳さんはその息子なのだろう。 親戚を集 めると、故人を除いても、9人揃っていて、あと2人で1チームが組めるとあ る。 杉村栄三郎さんは(昭和17年卒)、杉村應二郎さんは(昭和39年卒)、 杉村義三郎さんは(昭和49年卒)だそうだ。 歌舞伎好きの「八百屋会」は、 スポーツマンが多く、多趣味の会だったのだ。
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