狸、猫、猿、鼠に泥棒の落語研究会2006/12/02 07:03

 11月30日は第461回落語研究会。 満員御礼の貼り紙、「落語ブーム」と やらはどうも本当らしい。

「狸の鯉」     古今亭 菊朗

「猫の皿」     三遊亭 好太郎

「猿後家」     立川 志の輔

       仲入

「鈴ヶ森」     柳家 喜多八

「鼠穴」      入船亭 扇遊

 動物名の入った噺がずらっと並んで、ひとりわが道を行く喜多八、「元犬」か 何かやればいいんですが、出ちゃったものはしょうがない。 仲入の志の輔が 風邪引きで、トリの扇遊がぎっくり腰、私だけがマトモ、という。 楽屋でト リと仲入が、満員御礼はおれのせいだと取り合っている。 私は仲入のせいじ ゃないかと思う、と明かす。 あとから出た扇遊、むっとした顔で、ああいう のを高座でまともに言われることはない。 喜多八さんとは、一緒に会などや っているが、虚弱体質とかいいながら、一番元気な人だ、という。

 菊朗は、チンクシャ垂れ目眠むた顔に、ぼさぼさ髪が斜にかかる。 「狸の 鯉」は「狸賽(たぬさい)」の鯉バージョン。 八公が、助けた小狸の化けた鯉 を、兄貴株に男の子が生まれたお祝にする。 ひげが一本でなく、ずいぶん生 えていて、震えている「俎板の鯉」を、半公が料理しようとする。 鯉は、台 所の薪を伝って、屋根に上った、「鯉の薪上り」という落ち。 全体に、いま一 つだった。

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