入谷朝顔市と「団十郎」2018/07/13 07:15

 7月6日は入谷鬼子母神の朝顔市、雨が降っていたので、ちょっと躊躇した が、少し明るくなってきたので出かけることにした。 幸い入谷では、傘を差 さないで済んだ。 最初に行ったのは、広尾に住んでいた頃だから、50年近く 前になる。 2002年7月8日の<小人閑居日記>に「恐れ入谷の朝顔市」と いうのを書いていた。 行灯作りの一鉢が定価2000円とあるから、その値段 は今も変わらない。 ただ、宅配便の料金がずっと500円か600円だったのが、 昨年は1000円、今年は1500円に跳ね上がった。 昨今の宅配便事情、「アマ ゾミクス」によるのだろう。

 <朝顔や境内浅く鬼子母神 石川桂郎> いつも鬼子母神の境内で、行灯が プラスチックでなく、竹のものを求める。 行灯作りには、四色が寄せ植えさ れている。 近年は、ある事情があって、渋い色の「団十郎」が入っているの を選ぶことにしている。 宮川幸雄さんが『三田評論』7月号「社中交歓」『朝 顔』にお書きになった「入谷田圃から朝顔市」によると、その名は、市川団十 郎が歌舞伎十八番の『暫』での大きな素襖(すおう)に用いた色が海老茶色で あったことにちなんでつけられたという。 ある事情とは、実は送り先の一つ に、若い時からの「団十郎命」の方がいるのである。

 これでまた一夏、毎朝、いくつ咲いたかと、朝顔が楽しめる。 写真の7日 朝には、空色が3つ、江戸紫が2つ、青が1つ咲いた。 「団十郎」は、8日 に咲いた。

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