小さんチルドレンの会 ― 2005/12/29 09:27
27日は、三宅坂国立小劇場のTBSテレビ主催、第450回落語研究会。 第1回から通っている私(自慢、また言っちゃった)などにはちゃんちゃらおか しいが、「落語ブーム」なのだそうで、当日券に長い行列が出来ており、十何年 ぶりとかの入り、補助イスまで出ていた。
「しの字嫌い」 柳家 三三
「道灌」 柳家 喬太郎
「星野屋」 立川 談春
仲入
「二番煎じ」 瀧川 鯉昇
「芝浜」 柳家 権太楼
三三は小三治の弟子、3月に真打昇進という。 ちょいと生意気な感じだが、 出番はなくても落語研究会には通ってきて、下座の太鼓を叩き、噺を聴いてい たそうだ。 前座噺の「しの字嫌い」を、軽くやって下りた。 旦那が屁理屈 を言う清蔵をへこまそうと「し」の字を禁ずるのを、太閤秀吉が曾呂利新座衛 門に「尻」の字を封じた故事にならって、と演った。 「芝居を観に行く」が、 「よばいを見に行く」になる。
喬太郎は、小さんの弟子のさん喬の弟子、若手なのに白髪が多くなった。 隣 の友人が、いくつなの、権太楼みたいに化けるかもしれない、という。 帰っ て調べると、昭和38年11月生れの、42歳だった。 「道灌」も前座噺、今村 信雄さんは「前座噺の王様」としている。 隠居が、隠居していられるのは、 娘をいい所へ「縁付けて」(八ッつあん?は『踏んづけて』と、まぜかえす)、そ こから「分米(ぶんまい)」が来るから。 隠居のところに掛けてある「書画」 は『生姜』で、鼻の頭が赤くなる。 「貼り混ぜの屏風」が『きたねえ屏風』 で「雨乞い小町」の絵、「小野小町が深草少将に百夜通えといわれ、九十九夜目 の大雪にあい果てた」と聞けば、『死んだ親父は腹を下して三十六たび厠に通 い、三十六たび目にあい果てた』、「それは下肥」『こいに上下のへだてはない』。 『椎茸があおりを食ったようなシャッポのお侍に、娘がレースカレーを差し出 している』のは「太田道灌」『大きな土管』。 しづの娘の住む、見るからに弱 そうで、実際にも弱い「あばら屋」の話から、見るからに強そうで、実際には 弱いのが“あねはや”と演って、拍手。 喬太郎、やはり我慢できないのか、 拍手もらっても仕方がない、と笑わせる(「鍼医堀田とケンちゃんの石」の頃か ら、もうお馴染みの喬太郎でも、落語研究会は意識するのだ)。
談春、「今日の前半戦は、小さんチルドレンの会」だ、という。 談志は小さ んの弟子だから、談春も小さん派、それを言えるのは、日本でこの会だけ、と も。
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