「志木歩こう会」で早稲田へ2014/10/27 06:35

 早稲田、神楽坂へ行くことになっていたというのは、10月4日の慶應志木高 の同窓会「志木会」の「志木歩こう会」だった。 いつもこの会を企画してく れる2期下の岡田幸次郎さんの肝煎りで、「早稲田から神楽坂へ」歩いたのだ った。 昨年11月9日の志木会大会の折に、岡田さんからこのプランを聞い たので、同期で南榎町在住(高校時代よく遊びに行った)の赤松晋さんを紹介 した。 コースの設定や昼食場所の手配で、協力してもらったそうで、当日も 参加してくれた。 参加者は、事務局の竹内さんとわが家内に、赤松夫人(昼 食に参加)を加えて、14名だった。 お蔭様で充実した一日を過ごすことが出 来たが、折角のよい企画なのに、いつも参加者の少ないのが、ちょっと残念な 気がする。

 午前10時、高田馬場駅早稲田口に集合、神田川へ出て、川沿いを都電荒川 線の停留所のある面影橋まで歩く。 橋際に太田道灌の「山吹の里の碑」があ る。 神田川、水量はすくないが、案外水がきれいだった。 両側の桜並木は、 季節になると見事だそうだ。 新宿区立甘泉園公園へ、ご三卿の清水家のもの という立派な庭園がある。 裏へ抜けると、水稲荷神社、一帯は昔馬場だった そうで、その端に堀部安兵衛の仇討の碑がある。 前日、池波正太郎の『堀部 安兵衛』下巻を読んで来たという岡田さんから、仇討の物語を聞く。

 裏道を通って、西門から早稲田大学に入る。 大隈重信の銅像、高田早苗銅 像を見て、會津八一記念博物館へ。 中に大隈記念室があり、大隈が黒田内閣 の外相として条約改正に取り組んだ際、爆殺を図られ、片足を失った時に、着 ていた服などが、展示してある。 博物館は、中国の明器(墓陵に入れた副葬 品、人や動物、建物、竈や台所道具などのミニチュアで、可愛い)、鏡、瓦塼(せ ん)などの會津八一コレクションを始め、八一の書や蒐集の書作品・金石拓本、 早稲田に集まった日本近現代絵画、早稲田考古学の出土資料、アイヌ民族文化 の土佐林コレクションなど、いろいろなものを見ることができた。

 秋艸道人・會津八一の書が好きだ。 現物は見られなかったが、パンフレッ トに大好きな「学規」があった。 「一 ふかくこの生を愛すへし 一 かへ りみて己を知るへし 一 学藝を以て性を養ふへし 一 日々新面目あるへ し」

コメント

_ 岡田幸次郎 ― 2014/10/27 21:31

素晴らしい内容の文章と表現に感動致しました。
改めましてあの日の事を懐かしく思い起こしております。
赤松様のご協力には心より感謝致しております。
来年以降もこの様な歩こう会が続けられたらと願っております。

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