小尾研究会「特別ゼミ」対話セッション ― 2008/11/13 07:12
9日の慶應連合三田会大会で、小尾恵一郎ゼミは「特別ゼミ」を開催した。 25期(私は5期)で、母校の准教授になっている宮内環さんの「市場のシミュ レーションと産研の経済学」という講義を聴き、「福沢イズムとの対話(現代文 明と実学のあり方)」という対話形式のセッションを行なった。 対話セッショ ンには、6月の紫陽花ゼミで福沢先生について話をした私も、一枚噛むことに なった。
対話セッションというのは、長くOB会に世話をしてくれている19期の飯 田真作さんの発案で、彼の経験から始まった企画だった。 米国のアスペン・ インスティテュートが過去半世紀にわたって行なっているリーダーシップ・セ ミナーに倣って、日本でもアスペン・エグゼクティブ・セミナーが開かれてい るのだそうだ。 そこではあらかじめ用意されたリーディングズ(書物の一部) をテキストとして、モデレーター(司会者)の問いかけや整理に助けられなが ら、各参加者が積極的に発言し、対話と議論を積み重ねて行くという形式をと る。 テキストの注釈ないし解釈をめぐる学説、さらには今日の学界における 評価などについては、共に参加しているリソース・パーソンが(学者の場合が 多いがそれに限らない)、必要な説明を提供することになる。
当初、飯田さんが予定していたリソース・パーソンが、ご病気で出席できな くなったため、企画の途中でリソース・パーソンの御鉢が私に回って来たとこ ろから“悲劇”(?)が始まった。
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