入船亭遊一9年目、古今亭菊之丞は、その倍 ― 2009/07/26 07:51
7月9日は、第493回の落語研究会。 すでに「等々力短信」1001号に書い た雲助の「髪結新三(下)」をトリに、つぎの演目だった。
「悋気の独楽」 入船亭 遊一
「三味線栗毛」 古今亭 菊之丞
「煙草好き」 柳家 喜多八
仲入
「お血脈」 橘家 圓太郎
「髪結新三(下)」 五街道 雲助
入船亭遊一(ゆういち)、頭を刈上げ、濃い眉に黒目が印象的で、目の回りも 黒い、誰かに似ていると思ったら、一休さんだった。 扇遊の弟子で、9年 目だそうだが、「悋気の独楽」に見るべきものはなかった。 まだまだ修業の日々 だろう。 「三味線栗毛」の菊之丞は、その倍の18年、やはりそれだけ経たないと、 恰好がつかないのかもしれぬ。 傷つくことがある、という。 福岡へ行った のだが、係りの人が、傍の人に「有名な人ですよ、この人は」と。 「有名」 ならば、そんなことは言わない。 「写真、いいですか」と、訊かれた。 拒む人もいるのだろうが、私は拒ま ない。 こぶ平から大きな名前を襲名した師匠は、拒む。 ショウゾウ権があ るから。 「いいですよ」と言ったら、向こうの人に「この人が撮ってくれるから!」
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