「なでしこジャパン」の清水梨紗選手2021/07/31 07:11

 2020オリンピックの中継、もちろんいろいろと見ている。 七人制ラグビーや3×3バスケットなどは、初めて見たが、少ない人数でやるのが、攻守交替が忙しくて、面白い。 台風の襲来で、一日決勝を早くした一宮町釣ヶ崎海岸でのサーフィンも、あの波の中を、30分も良い波を探して乗って行く。 波が崩れても、よくもまあ、着地じゃなくて着波するものだ、と思った。 五十嵐カノア選手を破ったイタロ・フェヘイラというブラジルの選手の安定感は抜群だった。 ただスケートボードは、爺ィには、何がよいのか、まったくわからなかった。

 出身した学校の後輩や地元の人が応援している映像が出る。 知り合いが出ていると、気持の入り方が違うようだ。 実は、大学時代のクラブの友人の妹さんの孫が、女子サッカー「なでしこジャパン」の選手だというのを知っていた。 その友人とは、一昨年仲間で箱根に行った時、たまたま同室になり、いろいろと話をしていて、ちらっと、それを聞いたのだった。 名前は知っていた、日テレベレーザのキャプテンでディフェンダーの清水梨紗選手だ。

 それで2020年の浦和レッズとの皇后杯決勝をテレビで見た。 小柄だが、可愛らしくポニーテールを揺さぶって、走り回る。 レッズに追いつかれても、清水梨沙選手の絶妙のスルーパスで同点にするなど大活躍、優勝して(コロナで)手渡しでなく受け取った皇后杯を掲げて凱歌を挙げ、インタビューにも答えていた。 その頃、朝日新聞スポーツ面の連載コラムでお母さんと相携えての成長の物語も読んだ。

 そこでオリンピックも、開会式前々日の21日クラブの仲間たちに清水梨紗選手のことをメールで知らせ、「なでしこジャパン」のカナダ戦を見る。 いきなり前半6分、シンクレアに先制される。 後半、キーパーとぶつかった田中美南がPKを得るも、負傷のキーパーに止められる。 後半39分、岩渕真奈のゴールで1-1の引き分け。 24日、イギリス戦、後半29分ホワイトに右クロスから頭で決められ、0-1。 両試合とも、アナウンサーは動き回る清水梨紗選手を「なでしこ不動の右サイドバック」と、二度、三度称える。 「抜群のスタミナ」での、一所懸命の献身が光る。

 27日、チリ戦、後半32分田中美南のゴールで1-0と勝利、30日準々決勝を優勝候補のアメリカに勝ったスウェーデンと戦うことになった。 多少でも知っている選手がいると、気の入れ方の違うことがよくわかった。

小人閑居日記 2021年7月 INDEX2021/07/31 07:27

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