よき時代のテレビ紀行番組 ― 2013/07/11 06:39
景気がよくて、テレビも元気な時代、TBSに『新世界紀行』といういい番組 があった。 海外へ、ボルネオ(カリマンタン)に、ラフレシアという世界一 の花がある、動物お好きでしょうオランウータンもいる、ついでに東南アジア で一番高い4,000メートル以上の山もある(山は懲りたけれど)、と出かけた。 コタキナバルというローカルな小さな町で降りて、キナバル山に登った。 ポ ーターが付いたけれど、スタッフのディレクター、カメラマン、音響、コーデ ィネーターも、みんな若くて元気な人達で、先に登って行く、4,000メートル ともなれば空気が薄く、息も絶え絶えで登る。 休憩すると、ポーターなんか 歌を歌ったり、仲間でサッカーをやったりしている。 スタッフは先に頂上に 登っちゃった、酸素が薄くハーハー言ってようやく到着したら、いきなりマイ クを突き付けられた。
ラフレシアはジャングルの中にある、ジャングルにはものすごくアップダウ ンがあって、湿度100パーセントの道なき道を進む。 森の中に、一抱えもあ る、その花はあった。 ものすごく臭い。 腐ったウンコの臭い。 もっとお 花の近くに寄って下さい。 酸素はいっぱいあるけれど、息したくない。 写 真は、きれいだ。
泊りもジャングルの中、高床式、下で豚を飼っている。 上の人がウンコを する、生態系が近い。 イスラム圏のゲストハウスには、穴だけの便所があっ て、下が池、養魚場になっている。 食堂へ行ったら、白身の魚が出た。 マ ネー・ロンダリングというのがあるが、食べ物もロンダリング。 きれいな一 時間番組をつくるのに、三週間も探検ぽい取材をする。 きれいな川があった ので、みんなで喜んで、飛び込んだ。 誰もが、上流に行こうとする。 一列 になって、ケツを洗う。
オランウータンはかわいい。 森林の乱開発で木が伐られ、子供が保護され ている。 手をつなぐと(握力強い)、自分のエリアを案内してくれる。 丸太 の一本橋を渡って行こうとする。 俺、人間なんだよ。 (つづく)
最近のコメント