山中伸弥さんのコロナウイルスについての発信2020/07/05 06:30

 6月27日の阿川佐和子「サワコの朝」は、山中伸弥京都大学iPS細胞研究所所長・教授が、最近、積極的に発信を続けているコロナウイルスについて語った。

サンフランシスコに毎月行くが(カリフォルニア大学サンフランシスコ校グラッドストーン研究所iPS細胞研究拠点上席研究員)、2月からはリモート。 3月からコロナウイルスについて発信するようになったのは、 (1) 重症化すると、あっという間に亡くなる。怖さを伝えたい。 (2) 短期では終わらない。1年、2年、長期の対策が必要。

 いろいろ発信の機会があるので、その状況を使わせて頂こうと。 家族やiPS細胞研究所の広報は反対したが、そんなことを言っている場合じゃない。 怖い。 個人の意見として、始めた。

 必ず、出口はある。 5年後、10年後には終わっている。 人類はコロナウイルスとうまくつきあえるようになっている。 ワクチン、治療薬(このウイルスに特化した薬)によって、インフルエンザと同じようになっている。

 日本はかなり善戦したと思う。 アメリカ、イタリアに比べれば、9割対6、7割で。 国民全体の力。

 待機は10日ぐらいでいい。 人に感染させるのは、発症する前の時期が勝負なので、濃厚接触者の管理が重要。 「接触発見アプリ」を勧める、多くの人がお互いにやらないと意味がない。

 日本で、感染者、死者の少ない理由「ファクターX」。 いくつもの原因が考えられる。 (1)日本の公衆衛生体制(全国に保健所がある)。 (2)クラスター対策。 (3)マスクの習慣。相手を守る。ウイルスは唾(つば)でとまる。 (4)BCGなどのワクチン接種。 (5)遺伝子的な影響。(iPS細胞で再現できる。)

 オリンピックは、どういう形だったらできるか、議論をする必要がある。 あくまでも選手ファーストで。

 コロナとどう付き合うか、日本が発信するチャンス。 次なる未知のウイルスにも、備えなければならない。 金と人を、対策に投ずる必要がある。

 山中伸弥さんが「今、心に響く曲」、自分に対する応援歌に選んだのは、フランク・シナトラの「MY WAY」を、アレサ・フランクリンが歌っているもの。 村上春樹さんのDJ番組で聴いて、心に染みた。 「新しいものをつくりたい。 古いものも、やり方で変えられる。」 今、マラソンができないので、近所を散歩しているが、四つ葉のクローバーを見つけた、一か月に20も。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「等々力」を漢字一字で書いて下さい?

コメント:

トラックバック