「テケツ」と赤坂サカス2008/04/22 07:10

 寄席では入場券やその売り場を「テケツ」と呼ぶ、と18日の朝日新聞夕刊 「いろはに」に篠崎弘編集委員が書いていた。 英語の“ticket”が語源だが、 金と切符を受け渡す穴の「手穴」だという説もあるという。 「テケツ」から 「モギリ」を通って寄席という非日常の世界に入る、それは「異界」への入り 口だと、篠崎記者はいう。

 まる40年を過ぎたTBS落語研究会の、今年の「テケツ」定連席券をゲット する行列が、13日生憎の雨の日曜日、新装赤坂SakasのBLITZギャラリーで あった。 お仲間7人(一人は母上のご不幸で参加できなかった)で手分けし て、今年も無事一年の楽しみを確保することが出来た。 落語ブームとやらで、 早い出足が予想され、一番手は午前4時45分に現地に到着したのである。 そ れで当日のわがブログの発信は、午前4時45分になっている。

 18日、例の強い雨風の中、ウラをかえして、今度は家人と赤坂Sakasに出 かけた。 関心がないのか、大きすぎるのか、「陶板じゃん」というのか、千住博さんの『四季樹木図』を 見ている人が少ない。 Biz Towerの、福田さんに先を越された「ざくろ」で ランチ。  移植された有名な三春「滝桜」の「子孫樹」も見たが、もう葉桜だ った。 聞けば、ここで一番最初に咲いた木だったという。

 帰りに表参道のエキナカ、OMO KINOKUNIYAを覗いたら、JA鶴岡の「殿 様のだだちゃ豆」、「むき豆」フリーズドライというスナック菓子があった。 「鶴 岡」や「庄内」、「だだちゃ豆」にすこぶる弱いから、つい手を出す。 かすか に「だだちゃ豆」の甘みと香りがしたような気になったのは、15グラムで400 円という値段のせいかもしれない。